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絆 ~きずな~
これは、ふぐたろうが旅立った次の日の朝のフグ子の写真です。
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ちょっと判り辛いのですが・・・
ふぐたろうとの卵が産み付けられていたウィローモスの上に、フグ子が立つような
姿勢で、水槽の外を見ているのがお分かりでしょうか・・・?
私は水槽の側面からそっと、シャッターを切りました。

実は・・・
フグ子の視線の先には、最愛のふぐたろうが眠るコスモス花壇があるのです。
まだ薄暗い朝の陽の中で、フグ子は微動だにせず、ずっとそちらを向いていました。

その表情には生気がなく、身体はガラスの板で遮られてはいるけれど、
心はふぐたろうの元にある・・・そんな感じでした。

勿論、これは偶然なのだと思います。
人間の都合の良い思考なのだと。

けれど、私は今まで一度もフグ子がウィローモスに乗るのはおろか、
近付いているのすら見たことがありません。
(けれどフグ子からすれば、私の見ていない時に卵を産んだ想い出の
愛の巣なのですよね)
そして、寝ぼけていようが、私が近付くと怯えた顔で水槽の奥へと
いつもは逃げていたのです。
・・・私の姿が目に入っていないようでした。
言い換えれば、それだけ衰弱していたというのもありました。

そうなのです。
フグ子が・・・あんなに元気だったフグ子が、今日ふぐたろうの後を追ってしまったのです。


ふぐたろうが水槽で戦っている時、時折フグ子がそばに寄り添い、
不思議そうに見ていました。
ふぐたろうがいなくなった後、暫くはふぐたろうが居た場所に、ぼ~っとしていました。
人間で言うと「立ちすくむ」という感じでした。

その後、ずっとせわしなく水槽内を泳ぎ回りはじめました。
そして朝、この写真の場面が・・・。
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    (これは、正面からの写真。
     光線のせいなのか?
     ウィローモスの上には
     白い雲の様なものが
     写っています。
     ちょっと心霊写真っぽくて
     コワイ・・・)


私は直感的に、フグ子はもうダメだと悟りました。

一晩でこんなに衰弱してしまうのは、現実問題ウィルスなのかもしれない。
けれど、フグ子はふぐたろうの所に行きたがっていると感じました。
ゆらゆらと揺れるあのコスモスの中に、夫ふぐたろうが眠っていることを、
フグ子は解っているのだと。

「フグタロ、モウスグイクカラネ マッテテネ ∈(;e;)∋」

そんな声なき声が聞こえてくるようでした。
実際、相棒が死んだ後、後追いしてしまうという話をよく聞きました。

とはいいつつ、立て続けに死ぬからにはその水槽や、飼育方法に問題がある・・・
水の状態や、温度、 または病原菌など・・・・と思うし、いくらフグが
賢い魚だといっても、「寂しい」 などという感情まであるとは考え難い。
けれど、アベニーは環境の変化に大変敏感な魚で、水替えで水草の位置が
少し変わっただけでも、 暫くは落ち着きをなくしている事もあるほどです。
そう考えると、ずっと一緒に居た同類を病気で失い、本能的に生命の危険を感じる
ダメージがあったとしても、 不思議ではない気もします。

私は今度は慎重に水合わせをし、フグ子を塩浴させました。
恐ろしく衰弱していること意外、身体の何処にも異変が見られないので、それしか
方法はありませんでした。
水も替えたばかりでしたし、温度も低くない。衰弱する理由がわかりません・・・。
もしも、ふぐたろうもフグ子も同じウィルスにやられたのだとすれば、
どうして症状が全く異なるのか・・・。

私は、考え得る出来る限りのことをしました。
けれど、ダメでした。

淋しがり屋のふぐたろうが、フグ子を呼んだのでしょう。
そして、水槽をひとつにするため、落ち着いた頃にフグ男をフグ子のところへ
入れるつもりでした。
それを知ったふぐたろうが、ヤキモチをやいたのかもしれません。
他の人のものになる位ならと・・・フグ子がふぐたろうの所へ、急いだのかもしれません。

雨に濡れたコスモスの中、ふぐたろうと一緒にしてあげました。
もう誰も、二匹を引き離すことは出来ません。
天国で、ふ化したベビーと3匹で楽しく泳いでいる事でしょう
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by arif6 | 2005-10-04 21:23

ありがとう ごめんね
今日午前6時、ふぐたろうが天国へと旅立ちました。
私が死なせてしまったのです。

金曜日の深夜、帰宅して水槽を覗いてみると、卵が白く濁っていました。
産み付けられたウィローモスの中で、儚いちいさな命は散ってしまっていました。
仕方ないとはいえ・・・なんとなく、嫌な予感がしました。

ふぐたろうはここの所、やけに私に甘えていました。
それは、以前フグ男がいて苛められていた時と同じでした。
私の姿を見ると直ぐに寄ってきて、ついて回るのです。
「ネエネエ、アイツ イジワルナンダヨ、タスケテ ∈(・∀・)∋」
まるで、そう訴えかけているみたいに。

その後、フグ男を隔離してフグ子と2匹だけになり、仲良く平和になってからは
以前ほど寄り付かなくなりました。ゴハンが欲しい時に愛想を振りまく程度で、
それはそれで淋しかったのですが、ふぐたろうが人間に懐かなくても済む・・・
フグ子と満たされている証拠だと、嬉しくもありました。
そして、卵の誕生。

実はその少し前辺りからまた、ふぐたろうは私を探しては、ついて回るようになりました。
キラキラした大きな目でじっとこちらを見つめ、ひれを一生懸命に動かして。
照明を落とした部屋の中で、ライトに照らされ"ぷにぷに"と泳ぐふぐたろうは、
親バカながら、本当に愛らしかった。
でも、その時ふぐたろうは自分のカラダの異変を、一生懸命私に訴え続けて
いたのかもしれません。

ふぐたろうはとても食い意地がはっていて、普段は温厚なのに、エサとなると
満腹なのにフグ子のエサを奪い取る程でした。
けれど、次の日にはエサで膨らんだお腹も元に戻っていたのが、ここのところはずっと
お腹が膨れたままでした。
「太ったのかなあ~?」
と思い、元気で他に異常も見られなかったため、そのまま静観していました。

そしてある時、ふぐたろうが水底にあるものをつつこうとして頭を下にした時、
ふわんと、ひっくり返ったのです!
「これは浮き袋に異常があるに違いない!」
そう思った私は、塩浴の準備を始めました。水槽の水を替えたばかりだったので、
立て続けにストレスを与えるよりも、明日あたりから始めよう。そう計画しました。
病というものは早めに手を打つのが肝要なのですが、ふぐの場合ウロコがないため、
塩をはじめ、薬浴をするのはなかなか躊躇われたのです。
ところが!
土曜の夜中に寝ている所をそっと見ると(丁度、前の話をUPした直後)
ふぐたろうが水面近くに浮き上がり、カラダのバランスを崩しては、
くるくる回ってしまっていました。
「急がなくては!」

別水槽を立ち上げ、水温を上げ、塩水も作りました。
そして、私はこともあろうに慌ててふぐたろうを40度近い塩水槽に入れてしまったのです!
数秒で気付き、救い上げもとの水槽に戻しました。
が、ふぐたろうは更に容態が悪化してしまいました。

何故40度近くになってしまったかというと(この場合の適温は28度位)、水温を感知する
サーモスタットが親水槽のままで、ヒーターだけを別水槽に移すと言う大馬鹿を
やってしまったのです。
つまり、親水槽の温度はそのままですから、ヒーターがまだまだ水温が低いと認知し、
ガンガン暖めてしまっていたのです。温度計も入れていたのですが、別水槽を足元に
置いていた為、動転しているのもあって、見ることをしなかったのです。
そして、それよりなにより、水あわせといって数時間かけて慣らさなくてはいけず、
イキナリ別環境に投入など、言語同断。
私の無知が、ふぐたろうを死に至らしめてしまったのです。

ふぐたろうは持ち直したり、私の呼びかけに反応して、懸命に何度も泳ごうとしていました。
たった28ミリの小さなカラダで、生きようと戦っていたのです。
  ・
  ・
  ・
最期は水槽の私の手の中で、そっと息を引き取りました。

フグ子は今、ふぐたろうが最後の頃横たわっていた場所で、ぼんやりしています。

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病気は、エロモナス感染症では多分ないと思いますが・・・わかりません。
浮き袋病か、腸満か腹水病だと思われます。
水質も、水温も問題なかったと思うので、エサのやりすぎによる消化不良から
来ていたのだと思います。
なので、もっと早く、落ち着いて、きちんと勉強して塩浴をさせていれば、
助かっていた可能性が大きいのです。

縁あって私の所に来たからには、出来るだけ快適な環境を作り、
長生きさせてあげたい。小さくて無力だからこそ、そのちいさな命を守ってあげたい。
そう思って自分なりに毎日努力したつもりでした。
けれど、それが間違っていたり、足りなければ、何の意味もない。
私に買われさえしなければ、ふぐたろうは苦しまずに、長生き出来たんじゃないか!?
そんな思いでいっぱいです。

たかが魚なんですよね。家人にも「バカじゃない?魚一匹で」と、笑われました。
いい勉強になったのかもしれません。同じ過ちを犯さない為に。
けれど、生き物を飼う以上、それじゃ本当はいけないのですよね。
死なせてしまってから「仕方ない。今後の勉強になった」とは思いたくない。
生きているうちに、死なせないように勉強しなければダメなんです。
そのいのちはもう二度と還っては来ないのだから。

今日は偶然にも・・・もし卵が生きていたら、ふ化する予定日でした。

ああ、ダメです。
すみません。動揺しています。
こんなことをダラダラ書いている自分に嫌悪です。
過剰なのは分かっているんですが・・・・・・_| ̄|○

ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございます。

ふぐたろうは今、大好きだったごはんと一緒に、コスモスに囲まれています。
(汚水がかかると可愛そうなので、上層に竹炭を埋める私もどうかと思うが^^;)
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by arif6 | 2005-10-02 18:55


"クサ クサ"と読みます。  トルコ語で短信、つれづれ・・といった所でしょうか。          トルコやトルコサッカー、管理人のタワゴトを、ぼちぼちと・・・。宜しくお付き合い下さい。  :) 
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