アウェーの試合において、ずっと勝ち点3から見放されていたガラタサライが、
昨日マラテヤを1-2で下し勝利をもぎ取った。
先発には、前テリム監督から戦力外通告をされていたキャプテン ビュレントや、
バリッチ、ハカン・ウンサルが。そして、怪我で戦線離脱していたエルギュン、
ウミット・カラン、ハサン・シャシュなど錚々たるメンバーが名を連ねた。
しかし、前半からチグハグなプレイが目立ち、0-0のまま終了。
後半ウミット・カランがやっとゴールを決め1-0。このまま逃げ切るかと思われたが、
マラテヤのアティッラにDFをかわされ、同点ゴールを決められる。(このパターンが最近のガラタの悪い癖)
ここで、モチベーションが落ちたかと思われたが、ゴール前でウミット・カランが
ペナルティを得、これを後半入ったアリフが手堅く決め、そのまま終了した。
ASLAN ÇOCUKLAR GİBİ(アスラン(ガラタサライ) 子供達みたい) Milliyet紙
Aslan’da Ümit var (アスランに希望が) Star紙
という文字が各誌に躍った。
はっきりいって、こんなタイトルは今までのガラタサライではありえなかった。
何故なら勝つのは当たり前だったからだ。
それが今では、ファンや関係者はハラハラしながら試合を見守っている。
ゴールを決められるのかどうか?
決めたとしても、守り抜けるのかどうか?
と。
この夜、選手達は試された。
今季もう優勝はあり得ないガラタサライ。ハジ監督は来期を睨んで、
出来るだけ多くの選手達をピッチに送り出した。
それは、今季の残りの試合の様子を見て、来季指揮を執るかどうか決めると
言われているハジ監督の、自身への問いかけでもあったのではないだろうか。