・・・2
弱っている時の環境変化は、最大限の注意を払わなくてはいけない。

やりすぎてもだめ。
やらなくてはだめな時は勿論ある。
その判断が非常に難しい。

幸い、今まで私がとってきた治療は全て功を奏して来た。
自分の直感を信じろ!
そう自分に言い聞かせるが、基本いつも自信はない。魚はもの言わぬ患者だからだ。






フン詰まりの場合を想定し、かつ、しんどそうな様子を鑑み、0.5%の塩浴をする。
但し、時間を掛けて濃度を上げていく。
30分おき、10回に分けて投与。

徐々に昇温、エアーも少し強めにする。

ただ・・・
ここのところはさほど食べていないし、水温も低くない。
消化不良やフン詰まりになる原因は見当たらないが、考えられるとしたら
老化しかなかった。


塩を入れながらひぎっちを看病している時、30分ほど転寝をしたのか、夢を見た。

ギラギラと太陽が照りつける小川の中で、小魚達が群れを成して元気に泳いでいた。
その中に、ひぎっちがいた。
目線は何故か私もその魚たちと同じで、一緒に泳いでいたのかもしれない。

沢山の仲間達。
新鮮な生命力に溢れる水。
緑濃い川藻。
太陽の光をいっぱいに浴びながら、ひぎっちは力強く、生き生きと泳いでいた。


はっとして目が覚めたら、
目の前にあるのは小さな水槽と、虫の息のひぎっちだった。


この夢は、私がひぎっちにあげる事が出来なかったものたちだ。
ひぎっちからその川を奪ったのは私ではないが、
「買う」という消費行為で、それを招いてしまった一因にはなっている。
いや、もしかしたらひぎっちは生まれた時から自然の川を知らないのかもしれない。

これが、私の贖罪の気持ちから見たものだったのならまだ救われるが
ひぎっちが私に言いたかった事だったのだとしたら・・・・


ひぎっちは幸せだったんだろうか

言いたいことはなかったんだろうか

辛い事や、淋しかった事は?


自分では、精一杯やってきたつもりだが、

今となっては、もっとこうすればよかった、ああしてあげればよかった、
そんなことばかりだ。


弱気になってはいけない。
諦めたら終わりだ。
やれるだけのこと全力でやり、後は天命を待つしかない・・・。

そう自分に言い聞かせる。
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by arif6 | 2010-07-19 23:52
<< ・・・3  約束 ・・・1 >>


"クサ クサ"と読みます。  トルコ語で短信、つれづれ・・といった所でしょうか。          トルコやトルコサッカー、管理人のタワゴトを、ぼちぼちと・・・。宜しくお付き合い下さい。  :) 
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